それでも私はやってない ~結~ [MvsM]
久しぶりに帰って来て、やっと新しくなったフォーッマットにも慣れたと思ったら
相変わらずあるんですね… 公開→保存→サーバーエラー(T_T)
やっと書き終えた 完結編が見事に真っ白に消え去りました。
仕方ない…今宵はご訪問に切り替えましょうと思いなおしたら?
トホホ……(^^ゞ 閲覧も出来やしない!
その日はヘソ曲げて そのまま電源を落としました。
今回のこの騒動で、いつもと決定的に違ったところ―
彼が、抱いた疑惑からどれだけの暴言を受けても
彼が、ありえない暴挙に出たときも
私は、激情していつもみたいに 言わなければよかった…と後悔する言葉を
一切言いませんでした。
それは、もちろん私自身に後ろ暗い気持ちが無かった事と
何より、娘二人の進学問題のあれこれを、男手だけで乗り越えなければならない
そんな彼の多忙さをわかっていたので、そんな時期のトラブルは出来るだけ
回避するか…極力小さいもので終わらせなければならないという思いからでした。
ただ、私が彼に対して声を大にして唯一伝えたのは
何も疑われるような事はしていないから、謝らない―。
もし、謝らなければいけない事があるとすれば
疑われて初めてわかった、その不快感・・・
これまでに彼を何度も、何度も、そういう思いにさせた事
その事だけには、ゴメンナサイを言わなければならない―そう言ったくらい。
結局、回避したかったはずの…最小にとどめたかったはずのトラブルは
私は悪くないんだもん!!と意固地になる私と
そして、何かいつもと違う私の態度に手を拱いてた彼とで
逆に、事を更に難しくしてしまい…とても長引くものになってしまいました。
外出しない彼の異変に気付いて、息子の航汰から連絡が入った
彼が何も言っていない様子だったので、
「美由のお仕事が忙しいのもあるし、ミサチャン(千葉の学校へ進学する長女)と、今は
少しでも長く一緒に居たいンじゃないかな (笑)」 と返事した。
「ふ~ん…その割には、自分の部屋に引きこもってるけどね。」
「・・・・・・。」 (この子にこれ以上の嘘は通用しない..と絶句)
「まさか、別れたりって事にはならないよね?」
「別れられないよ。(笑)」
「それならイイ。 で、そのケンカ…空気的に悪いのは父?」
「ケンカじゃないよ。」
「ふ~ん…原因は引きこもってる方なんだ(笑)」
「メールはしてるってば!」
「でも…会いたくないほど怒ってる美由 ってことだよね?」
「怒ってるわけじゃないよ。」
「あの男は謝らないよ…そこまでヤル気?」
「どうなのかな?わかんない。」
「美由、相当きてるね…アイツもまだまだだな(笑)」
数日前に彼女と別れたばかりの、この息子からの電話で
意固地になり過ぎてる自分が、少し恥ずかしくなって
指にくっついてしまう氷みたいに、カキンコキンに固まっていた気持ちが
ちょっとだけ、ツルンと解けた気がした。
< 卒業式はどんなスーツにすればいい? >
< あのYシャツってどこにあったっけ? >
< 雨降ってきたけど 帰りは大丈夫か? >
それからも、マメに送られてくる、彼からのメール
一見、何もなかったかのような、そのメールに
どうしても素直になれない私がいた。
< どれでも 場違いな感じはしないよ。 >
< アイロン済みでクローゼットのハンガーにかけてない? >
< ひどく降ってきたら地下鉄で帰る。 >
今となってみると、この可愛げのナイ返信の繰り返しには
普通のケンカだったら、彼が逆ギレしても不思議はないと思う
ある夜、こんな無意味なメールの往復の隙間に、同僚の祐チャンから
1人で抱え込んでいた、今回のこの出来事―
予想以上に長引きそうな気配に耐えられずに、唯一相談した相手だ。
全てを知った上で、彼女がくれたメールで 心の氷がガツンっと割れた。
そうだった―
0歳と3歳と8歳の子供だけを置いて、ある日突然に姿を消した、彼の妻だった人。
その人の裏切りで、彼がどれほどの思いをして来たのか・・・
ボロボロになった彼を、私は全部見ていたはず。
子供たちだけは絶対に手放さないと、頑張った彼も見てきた。
私は間違ってナイ!
私は何も悪い事はしていない!
確かに、私は何もしていないけれど…間違っていた。
彼に伝える言葉を・・・
あの日、私が彼に言わなければいけなかったのは
「何もないよ。」 でも 「ごめんね。」 でもなくて
「私の心も体も、雅樹から離れるはずがないでしょ!」
そう言っていたら、あの夜が変わっていた・・・確実に。
翌日、彼からメールが届いた―
< 今夜から千葉だよ >
< 今までで一番、千葉が遠いよ >
私が頑なになっている間に、二人の間のタイミングまでズレた。
気付いた気持ちも手遅れになってしまったようで、泣けた
メールを打つのも、まどろっこしい気がして電話をかける。
「雅樹…いつ帰ってくるの?」
「いつ?って聞いてくれるんだ。」
久しぶりに聞いた声で、鍵をかけていた、会いたい気持ちがあふれ出す。
「今、言いたい事あるけど…週末に帰って顔見てからにする。」
「週末には帰って来られるの?」
「今から帰りたくなるような声出すなよ(笑)」
「待ってるから。」
14日―
彼からホワイトデーのプレゼントが届いたけれど
それを開封しないまま、彼の帰りを待ちました。
17日―
久しぶりに会った時の彼の最初の言葉は
「ただいま」 ではなくて
「美由、酷い事してごめんな。」 でした。
はじめて聞いた “ごめんな”のおかえしは
あの日、本当に言わなければいけなかった言葉を伝えました
ケンかも時には、
恋人たちを成長させるスパイスになる。
大きくなった自分が待っていたんだね。
by mei (2008-06-02 20:35)
やっぱり。
最強のカップルです[はぁと]
by なっちん (2008-06-04 12:16)
meiちゃん[おんぷ]
今回のスパイスはちょっと激辛すぎましたけど
それでも…最後のデザートは激甘でした[はぁと]
やっとバランスがとれた きゃはは[らぶっ]
なっちん[おんぷ]
お久しぶりです\(~o~)/
最強?? そうかな[あせっ]
もっともっと強くなるわよぉ~
今後ともよろしくデスm(__)m[はーと]
by mi-mi (2008-06-05 00:32)