四月のユウウツ・・・子別れ。 [宝物2号☆ミサキ]
4月の良き日 彼が溺愛する15歳の娘は、希望を胸に旅立ちました。
その記念すべき日の一枚の写真
娘の笑顔のその横には・・・どうしても笑えないパパの顔
12年間― 時にはママの役目まで、自分自身に手抜きを許さぬ姿勢で
頑張ってきたパパにとって、その日のサミシイ気持ちは
覚悟を決めたはずの心を打ち砕くサイズだったらしいよ。
2月末から3月中旬まで続いた 彼と私のトラブルの最中も
彼はパパとして全力で駆けずり回る事を強いられていました。
娘から言われたのでも、おばぁちゃんから言われたのでもありません
彼自身がそうしないと気が済まない性分であることと
出来る事は全部やってやるんだ!!
そうやって自分を追い込むコトで、淋しさと戦っていたのかもしれませんね。
なんとか“和解成立”してからは、更に拍車がかかったようで
名古屋⇔千葉 明日の貴方はいったいどちらにいらっしゃるの?
そんな感じでした(^^ゞ
何もかも自分の手で、自分の目で確認しない事には
娘を手放すわけにはいかないんだ! と言わんばかりの彼。
何を言っても聞く耳は閉鎖されているのはわかっていたのだけれど
どうにも気がかりで、私が言ったのは…
「入学を控えてるのは、離れていく娘だけじゃないのよ。」
そう、彼にはもう1人可愛い娘がいます。
その娘だってピカピカの中学生になるのだから…パパは大忙しなのです。
「大丈夫!アイツの方は3回目だから勝手がわかってる。」
私が言いたかったのは、段取りの事ではなかった。
「そういう意味とは違うのにな…。」
パパにとっては3回目でも、娘は初めての事なんだよ。
だけど、そんな心配もいらなかったようです。
「大丈夫!女の面倒なところは熟知してるから(笑)」
まぁどんなカタチにせよ、お役に立てて光栄です
それにしても、彼だけがすごいンじゃないのよねきっと…
改めて思う… 親って凄いな m(__)m
とうとう入学式の日―
お天気は小雨がぱらついた生憎の空模様だったそうだ
パパの代わりに空が泣いてくれたのかな(笑)
入学式のハシゴ?を余儀なくされたパパは、
長女との別れを惜しむ時間さえ許されない状況で、
全ての行事が終了すると同時に岐路につかなければならなかった。
思いっきり後ろ髪を引かれているパパの背中を “ドン!!”と押したのは娘。
「パパ…GWに帰るまで、4月中はメールとかしないでね。」
ちょっと距離を置いている私には、娘のこの言葉の本意は理解できる。
自分で望んだ事とはいえ、期待と同じだけの不安があって当然。
もしも、淋しい気持ちになったタイミングにパパからメールが来たら
甘えたくなってしまうから…ということだろう。
だけど、言われたパパは大打撃・・・っていうか意気消沈(T_T)
「俺、一瞬気を失いそうになった…。」 と言っていました。
気を失うコトはなかったけど、その後の彼は心ここにあらずといった状態になった。
卒業記念に二人の娘と、横浜方面へ旅行した写真を見ては
はぁ~~~~~~!! っとため息をつく。
旅行、卒業式、入学式のビデオをたらたらと流しながら
モクモクと煙草を煙らせ…グビっとお酒を飲んでは
また ふぅ~~~~~!! っと深いため息をつく。
「淋しい?」って聞いたら泣くんじゃないかな?って思うほど落ちた↓↓↓
それでも、私は彼に伝えなければいけない事があった。
「ねぇ雅樹…しばらくの間、週末もちゃんと家に居て。」
「何で?」
「ミサちゃんが居なくなって淋しいのは、雅樹だけじゃないでしょ?」
「ヒカ(末娘)のこと?」
「そう…一緒に居る時間を増やした方がいいよ。新生活が始まったのは
あの子も同じよ。」
「わかった。」
わかった…と言って、またため息(^^ゞ
「何?そのため息(笑)」
「みんなそうやって…俺のコトいらなくなるんだ…。」
は?(^^ゞ 私は耳を疑った。 この人誰?
神様…この人、どうしてしまったのでしょう?
それから数日後―
やけに晴れ晴れとした顔の…というかデレデレと言った方が正しい。
とにかく、明らかに前日までとは違う彼に会った。
「コレ見たい?」 と何やら一枚の紙をヒラヒラ
「何それ。」
「ミサからメールが来たんだ。(笑)」
学校から各個人にPCのメールアドレスが与えられるらしい。
それで、先輩が家族に近況報告のメールをするようにと言われて
送られてきたものを、ちゃんとプリントアウトして持って来たのだ(#^m^#)オモロ~♪
~中略~
どうしよう・・と思う事があるとね 今までいつもパパが助けてくれてたんだなー
と思ったよ。本当はミサも少し淋しくなってメールしないで!とか言っちゃった。
パパからのメールがイヤなわけじゃないからね。 パパありがとう。
娘の力は最強だ。
たった一通のメールで、誰かの言いなりにならない男の心を
あっさり動かしてしまうのだから(笑)
それから―
「どうしよう…って困る事そんなにあるのかな?」ってもう心配してる彼。
パパの愛情にも上限がない。
親となったら、一生なのだと思い知る。
ちょっと待って…
お嫁に出す時が来たら?
いいえ止めておきます…怖くてそんな事、想像もしたくないぃ~~
< 彼も知らない秘密の美談 >
このドタバタした時期―
1人とても冷静で、大人だった男がいます。
そう…傷心さめやらぬ長男の航汰クン
旅立つ 大事な妹に、進学のお祝いと言って
諭吉を5人お祝い袋に詰め込んで渡した。
「もし、帰って来たくなった時は、コレで名古屋まで帰って来い。
三年間遣わなかったら、お前が好きに遣えばいいから。」
無理するなよ…と言う代わりの兄としての愛情。
それから、そういう状況になってしまった時に父が飛んで行かなければ
ならないような真似はするなよ…と伝えたかった長男としての威厳。
日々、心配と淋しさを抱えながら頑張っている…パパ
12年間 頑張ってきた答えは 子供たちにちゃんと出ているよ。
浮いたり、沈んだりしながら まだまだ頑張ってください
私? え~っと…
貴方が浮いている時は一緒に浮いて
貴方が沈んでいる時も浮いています。
一緒に沈んでしまわないようにだけ 頑張ります(*^^)v
支えませんよ (笑) 側にいるだけです
すごい溺愛ようだねーー
ほんと、ヨメにいくときどうなっちゃうんだろう?
おにーちゃんもエライなぁ・・・
皆、イイコに育ってるのは
雅さんが、愛情たっぷりキチンと育てているからなんだろうね
by ユキ (2008-06-10 10:30)
雅さんが子供たちを本当に愛情を持って
大切に守ってきたことがわかるよぉ。
だから兄から妹への愛情、
娘から父への愛情と感謝・・・
ちゃんと伝えることができるヒトに成長してる。
ええね~[はーと]
by chako (2008-06-10 15:43)
支えてあげてくださいな。
パパさん、がんばってるんだから~。
子供の育て方も、
彼女への接し方も上手いな。(笑)
彼としての雅サマは、よくお話を伺いますが、
パパとしての雅サマは、あまり知る機会がなかったので
とぉ~っても新鮮な感じ。
by mei (2008-06-10 21:02)
ユキちゃん[おんぷ]chakoちゃん[おんぷ]meiちゃん[おんぷ]
溺愛の甲斐あって?上の二人は順調にココまで
良い子にお育ちの様子。
その分…三人目のお子様には、彼も苦労しそうです。
どうなりますか[あせっ] パパのお手並み拝見です[にこっ]
支えられるでしょうか? 多分無理でしょう(笑)
だって…俺様ですからね、全部自分でやるんです[たらー]
ストレスmaxになった時のサンドバッグ代わりに
なってあげる事くらいかしら(^^ゞ
体鍛えて準備しておきます。
by mi-mi (2008-06-13 01:16)