2006年 初ケンカ(泣) [”裏”雅樹]
もう三週間前の出来事になってしまったけれど
すっかり落ち着いて、分析と反省を済ませたところで(笑)
少しだけ時間が出来たので記念すべき今年初のバトルを記録しておきます。
超多忙な中…とうとう今年初のケンカをした。
それというのも全ては私の”身から出た錆”と言っていい
彼がこれほどに”マジギレ”したのは見た時がない…。
”ゴメンナサイ”を受け付けない程の彼にどうしたらいいのかわからなくなった。
原因は私がついた嘘―
彼が以前の仕事を辞めて家業を継いで以来、夕方からわりと自由な時間が持てるようになった。 それなのに相反して、今度は私の仕事が忙しくなり不規則になってしまったのだ。
そして、私は、あらかじめ予定にある残業も、休日出勤も”急に決まった”と言っては、彼が一人で出掛けてしまうのを阻止したくて、予定がたたない様に撹乱していたのだ
この幼稚で愚か以外の何者でもない≪嘘≫に薄々は彼も気付いていて・・・黙認してくれていたらしい
でも、ここ一年くらい前からは、さすがの私もそんな姑息な手段を使わない様になっていたのだけれど…。(正確には、それすら出来ない程忙しい日々が続いた)
今年に入ってからの異常な忙しさで、彼をひどく振り回す結果になっていたのは事実だった。黙認し続けた彼の我慢の限界が来たのだ…と思った。
それが”俺、ヒモな気分…”という発言が飛び出す事になった原因なのだと自分の非を棚に上げて、仕事のせいにした…おバカな私だ。
悪夢の水曜日―
月曜、火曜と10時まで残業しても、明日は何時になるか不明という状況だった。彼の機嫌が悪いのを充分に感じながら、それでも”お先に失礼します!”とはとても言えない現実。
”ヒモ発言”だけが気がかりで…私はその日、あらかじめ自分の車で出勤した。
お昼休みにその旨をメール
”今日は何時になるかわからないから車で来たの。
終わったら連絡します。帰りの心配はしないで下さい”
彼からの返信メール ”わかった” たったこれだけ。(泣きたくなった)
午後の休憩―
たまらず、同い年の同僚である夕子チャンに、胸の内を聞いてもらった。
妻・母・社会人の三役をこなしている彼女は、同級生といっても私などとは数段”女レベル”が上である
「そういう時はさぁ~無理して会わないほうがよくない?さっと帰って寝る!」と言って笑った。
「ん~・・・・・・。」 (そうだね…と言えない若輩者の私)
「でも、会いたいの?」の問いかけに 「うん…」 即答したその瞬間
「あっはははは・・・ハハハ爆笑!!!わらえるぅ」
笑われて初めて気がついた…
疲れた体と心のまま、わざわざ気まずい雰囲気だとわかってて、それでも”会う”ことに拘る私の気持ちは何
そう…”会いたい”と思う気持ちより、”束縛”という気持ちが強くなっていたのかもしれない。
どうやら、我慢の限界ではなく、洞察力の鋭い雅樹クンはそれを見破り今までにない程に”キレた”に違いない。おそらく、ただ”会いたい”と言うのなら、私の愚かな嘘に気づかないフリをし続けてくれたのだろう。
その夜、うれしい?誤算―
予想に反して、八時半で仕事が片付いた
大喜びで速攻”彼”に電話を入れた…その時の返事
「今度は遅くなるって言っておいて、実はそんなでもない!美由は俺の何を疑ってて、何を試したいんだ?」
「…。(絶句)」
昼間に言われた”そんな時は無理して会わないほうがいい”
その言葉が”大正解”と裏付けられた瞬間である。
その翌日―
夕方、残業を知らせるメールを入れた時に、冒頭に”ゴメンナサイ”を入れた。
返信されてきたメールを読んでから…仕事をしながらも泣けた
”そのゴメンナサイにはどんな意味があるんだろうね?
機嫌直して~的なゴメンナサイはいらね~わ!
俺の何がそんなに疑わしいのか説明してくれたらそれでいいよ”
自分の蒔いた種だと…充分に反省して、迎えに来てくれた時、会ってすぐに謝った。
”雅樹が悪いんじゃなくて、私の性格の問題なので説明できません
すみません…本当にゴメンナサイ…”
敬語で”バカ丸出し”の謝罪にアキレタ感じで、彼が笑い出した。
”あのねぇ~美由、毎日12時過ぎまで一緒に居ても浮気しようと思えばできるよ。
誰かとランチしながら、美由にメールすることもできるンだよ。
疑うならそこまで疑ってみたらどうだ(笑)”
”もう…嘘はついてないです。ゴメンナサイ”
普段、優しい分だけ、こんな時の雅樹はトコトン意地悪な言い方をする。
だから私も、ついつい心の中で”あっかんべ~”をしてしまう(笑)
いつか…”今日は会わないほうがいいね!”って言ってやるんだわ!
いつか? いつだろう? そのうち…。 きっと…。 たぶん…。 やっぱムリっぽい
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